行政との連携

今後の歯科医師会の取り組み。

超高齢社会を向かえ、平均寿命より10年短いといわれる健康寿命の増進のために、歯と口の 健康の大切さを訴えていきたいと思っています。 口から物を食べれること、しかもおいしく、楽しく食べれることは、老後の大きな楽しみで あり、健康維持のためにも必要不可欠であります。メタボ検診等の医科における検診は、 受診率が高くなってきていますが残念ながら歯科の定期健診は、まだ受診率が極めて低いのが 現状です。若いうちから、歯周疾患検診だけでなく、一年に一度は歯科医院を受診して、定期 健診を受けてほしいと思います。最近は歯周病と糖尿病などの全身疾患との関連もわかって きているため、全身の健康保持の観点からも大切であると思われます。それと、今後は、 在宅歯科医療、口腔ケアに対する取り組みも必要になってくると思います。“食べる”とは、 咀嚼と嚥下という二つの運動が協調してスムーズに機能することが必要です。健康寿命増進 のために歯科が果たせる大切な役割であると思います。これらのことを市民の皆様に大いに 広報し、推進していきたいと思っています。